覚悟
2024.08.24
☆極真空手創始者「大山倍達」総裁の直接の指令で、海外に赴いた「極真空手家」はそう多くはない。
大山総裁は「極真空手」を真剣に、本当にしっかり伝えられる人間にしか、その機会を与えて下さらなかったため、大山総裁が稽古などで技量、力量、人柄などを把握していた内弟子、総本部道場の黒帯にしか、基本的にチャンスを与えていなかった(もちろん例外もある)。
それはそうだろう、極真空手を世界中に広めるのに、いい加減な空手家では困るのだから。
そして、それを受ける側は、「大山倍達」「極真空手」の大看板を背負って行くわけで、並大抵の決意では無かった。
代表的なのは、大山茂師範、中村忠師範、大山泰彦師範、三浦美幸師範、岸信行師範をはじめとする錚々たる大先輩たちである……。
何かあれば「大山倍達」「極真空手」に泥を塗る事になる。
命をかけて「極真空手」を広める!
そういう覚悟で、世界に渡って行かれた。
大山泰彦師範の動画の中で、大山茂師範のアメリカ時代が語られている。
大先輩の方々には及ばないが、まだ私の時代でも同様の覚悟、気持ちで渡航した。
(私の頃は世界チャンピオンの松井章圭先輩が一番海外出張が多く、次いで私が多かった)
世界チャンピオンではない私に、たくさんのチャンスを下さった「大山倍達」総裁には感謝しかない。
大山泰彦師範の動画を拝見させて頂くと、昔々を思い出させて頂ける有難さの念が強く湧く。
若い世代の方々にも、「極真」ならではの覇気、信念、努力を泰彦師範の動画を観て、感じて頂きたいと強く思う。
押忍
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