ハンガリー「大鳥居」〆縄
2023.07.01
☆「フルコ・カルマン師範」メモリアルパーク・鳥居⛩の〆縄についての良い話。
大鳥居の〆縄製作について、ハンガリー極真のブレゾバイ師範の秘書から連絡が来たのは数ヶ月前。
メールにメモがあり「このサイズの〆縄を日本で作って送って頂きたいのですが、師範、サポートして頂けないでしょうか?」
神社、神道絡みの業者には知り合いがいないので、実家が神社の方にお聞きしたり、ネットで〆縄業者を調べたりして、悪戦苦闘^_^。
弟子の大村に手伝って貰い、海外に出荷してくれそうな業者にしぼり、〆縄業者とハンガリー極真に直接交渉してもらう事にした。
輸出には植物関連の問題で、藁の〆縄は無理という事がわかり、プラスチック繊維で雨風に強い品質のものにして、その業者さんはこれまで海外とやり取りをした事が無かったようですが、翻訳機を使ってやり取りをしてみますと言ってくれた。
海外で〆縄を作れるところはほぼ無いので、上手く行けば海外需要を増やせる可能性があるので、業者さんにとってもプラスであると思った。
購入者はハンガリー🇭🇺の極真空手の組織なので、代金も間違いなく支払ってくれます、大丈夫ですと念押しした。
そして、〆縄はこの式典の2日前にハンガリー到着。
昨日、〆縄をセットしてギリギリ間に合いました。
驚いたのは、この後……ブレゾバイ師範が私に「師範、〆縄の業者を紹介して下さってありがとうございました。」と言って続ける……
「驚いたのですが、高額な〆縄代金を前払いではなく、その日本の業者は〆縄が届いてから1ヶ月以内に支払って頂ければいいと言ってくれたのです。」
これには私も驚きました。
今の時代に、海外へ高額な品物を販売して、代金を後払いでいいという業者がいるのかと。
恐らく「職人」としてのプライド、誇りから、「支払いは品物を見て触って、納得して頂いてから」という方針なのだと思う。
お客さまを信用して、商いをする……。
ブレゾバイ師範は、この日本の〆縄業者に感激して「日本では皆んなそうなのですか?」と驚いていた。
もう、このような方々は少ないけれど、昔はそういう場合が多かったのが懐かしい。
日本はまだまだ流石だなと、その〆縄業者さんのお陰で清々しい気持ちになれました。
ありがとうございました😊。押忍
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