伝統
2025.01.23
☆2025年。
政治、経済、世界の流れが「本来」のものになろうとしている中、極真空手はどうだろう。
創始者「大山倍達」総裁は、直接打撃制の空手を広めるために「極真」ルールを創り、フルコンタクト空手は大きな流れを作り上げた。
勝負偏重主義を掲げて、直接打撃制を大きな潮流にした大山倍達総裁だが、鍛錬の稽古では「基本」を大切にし、古典的な稽古(基本・移動基本・型・三本組手)に終始した。
しかし、現在「競技空手」が異常発達して、爆発的な競技人口になったことで、「空手」というものは「試合」と同義語となり、競技の「型」「組手」の練習が「空手の稽古」であると思っている道場主、道場生が大半であると思う。
特に「型競技」の練習をしているから、「空手」をやっているのだと大きな錯覚をしている人間はかなり多いはず(私の言っている意味がわからない人も多いだろう)。
昔々、創始者「大山倍達」総裁は、子供・女子の「組手試合」、そして老若男女に対して「型」の試合を全くやろうとしなかった。
おそらく、「武」としての空手が、「競技」としての空手に移行してしまう事がわかっていたからだと私は想像する。
宣伝文句ではなく、本当の意味で「競技」至上主義になってしまえば「本来の空手」の伝統的な稽古をやらなくなってしまう、奥深くまで鍛えられる大切な稽古体系を失う流れになってしまう事がわかっていたのだと思う。
しかし「大山倍達」総裁は「本来の空手」と「競技」の両輪で「極真空手」を未来永劫となる「武道」として成り立たせたかったに違いないので、「本来の稽古体系」が揺るがないものに仕上がっていればであるが、少年・女子の組手競技も型競技も、時代の流れから採用していた可能性があったと私は観る。
おそらく「大山倍達」が危惧していた通り、現在の極真空手道場は「競技」の練習しかせず、本来の鍛錬としての稽古をしないようになってしまった。
道場訓を読まない道場も多いらしい。
「道場訓」は極真空手の生命線であるのに。
そんな流れは全世界に広がり、「競技」「競技」「競技」、元々のオリジナルの稽古が、どういうものだったのかさえわからない世代になっている。
そんな中、ハンガリー🇭🇺のブレゾバイ師範、ポーランド🇵🇱のヤン師範は大山総裁のオリジナル極真空手の稽古体系を残したくて私を招くのであるが、先生たちにその気があっても、新しい世代の若い稽古生たちは、そこまでではないような気がする。
しかし、大山総裁オリジナル稽古体系の奥深さを伝えるのが私の役割りであるのと同時に、今回ヨーロッパのオリジナル稽古体系への認識を調査する良い機会であると思っている。
ここまで発達した「競技」をそのまま発展させながら、大山倍達総裁のオリジナル極真空手の稽古体系を大切に遺す道はないものだろうか………押忍。
bujutsudaishizen.com
☆写真はハンガリー🇭🇺の大会、ポーランド🇵🇱の極真空手セミナー。
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