ハンガリー極真&ルーマニア極真
2026.08.06
私の50年に及ぶ空手歴の中で、一番繋がりが深かった国はハンガリー🇭🇺とルーマニア🇷🇴。
どちらの国も30回以上訪れている。
私が「極真」を名乗らなくなってから4年後の2018年6月に久しぶりにハンガリー🇭🇺とルーマニア🇷🇴を訪れた。
私を招待したのは写真に出ている「ブレゾバイ・シャンドル」。
フルコ・カルマン師範の古い弟子で、大山倍達総裁の元で内弟子修行を経験しており、私が初めてハンガリー🇭🇺を訪れた時から「セマン・イストバン」と共に私の世話をしてくれた。
大山総裁他界後の極真大分裂で、表面的にはカルマン師範の元を離れていたが、裏では「師弟関係」が強く繋がっていて、ブレゾバイがカルマン師範のところを離れた後も、私はカルマン師範に連れられてブレゾバイと頻繁に会っていた。
話を戻す……
ブレゾバイが2018年私を久しぶりにハンガリー🇭🇺に招聘した理由はひとつ、分裂後にメチャクチャになってしまった極真空手の稽古体系を大山総裁のオリジナルに戻すためである。
私は快諾してハンガリー🇭🇺に行った。
するとブレゾバイが「カルマン師範が柚井師範に来て欲しいと言っている」と言い出した。
私は「空手」の事で先輩方とずっと意見が合わず、長い間我慢していたが、あるキッカケが元で組織を去っていた。
組織からは裏切り者扱いされているから、カルマン師範は私を招かない方が良いとアドバイスした。
しかし、カルマン師範は「関係ない」のひと言。
同時にルーマニア🇷🇴も私を招きたいと言うので、「組織から色々言われるからやめた方がいい」と言ったがルーマニア🇷🇴も私を招いた。
後日、私を招いたルーマニア🇷🇴は組織から厳重注意をされ、その後ルーマニアに行く事は無くなった。
厳重注意されるのは当たり前である。
おそらくカルマン師範のところにも厳重注意は行ったはずだが、カルマン師範は翌2019年にも私を道場に招いた。
ハンガリー🇭🇺に大山総裁の稽古体系を復活させたいという想いからである。
しかし、2020年のパンデミックにより、ハンガリー🇭🇺には行けなくなり、数年後他界したカルマン師範と会う事も無くなった。
パンデミックが無ければ、毎年カルマン師範の道場に招かれていたであろう。
私は数多くの海外空手留学生の中で、カルマン師範ほど大山総裁の稽古体系をそのまま残そうと尽力した人を他に知らない。
毎回毎回、大山総裁と一緒に稽古した後、1〜2時間カルマン師範に私は捕まり^_^、稽古内容や疑問点を私に聞いて確認して全てをノートにメモしていた。
そこまで大山総裁の稽古体系を大切にした数少ない海外師範であるカルマン師範を創始者に持つハンガリー🇭🇺とルーマニア🇷🇴。
現在、全ての極真組織は「競技」「大会」の全盛期を迎え、型競技の奇妙な動きが基本稽古や移動基本、型の基準となり、創始者「大山倍達」総裁の稽古体系、思想、哲学、想いが盛り込まれた「基本」は忘れ去られ、それらを最初から知らない人たちばかりの世代が主流になってしまった。
最初から知らない人たちは仕方がない、「知らない」のだから。
しかし、ハンガリー🇭🇺とルーマニア🇷🇴は大山総裁亡き後も、大山総裁のオリジナル極真空手をしっかり受け継いだカルマン師範から伝えてもらって来ていたはず。
おそらく「カルマン師範の言う事、やっている事はもう古い。」という事で気にしていなかった可能性が大。
このままだと、「大山倍達」総裁やオリジナル極真空手は失われてしまう。
組織は違って、大会は違っても、「空手」は大山総裁のオリジナル(カルマン師範も同じ)をやって、その上で自由な活動をすればいいと思う。
大山倍達総裁のオリジナルをカルマン師範から教えてもらっていたハンガリー🇭🇺とルーマニア🇷🇴は、一番大切な「基盤」となるものは何なのかを再び思い出して欲しいと思う。
時代の流れと共に新しい新たな「道」「生き方」を選ぶのは、源である「創始者」の稽古体系、思想、哲学を無きものにする、忘れ去るという事ではない。
「温故知新」
極めて重要な基盤は絶対に忘れる事なく、時代に見合った新たなものをプラスして行くべきであると思うのは私だけではないだろう。
大山倍達総裁の稽古体系、思想、哲学、想い、オリジナル極真空手を知らない人、興味がない人ばかりの昨今、一番大切な事を含んでいるオリジナルを残す「お手本」の国として可能性が高いハンガリー🇭🇺とルーマニア🇷🇴に期待したいと思う。
稀代の努力家「フルコ・カルマン」師範の弟子たちなのだから。
押忍
動画は、まだまだ現役である事を示すカルマン師範を私が動画に残したものです。
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