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「極真」の型

2024.03.06

☆「極真」の型

「極真」の本来あるべき「型」のお手本として、私が理想であると思っているのが、大山茂師範の型。
動画では地上最強のカラテでの「古流・五十四歩」、大山茂師範の御子息と演武されている「征遠鎮」の2つしか私は観た事がないが、これこそ「極真」という型をされている。
(私ごときが、大山茂師範の空手をどうこう言える立場ではないので、その辺りはご容赦ください)

昨今、型の試合を行う極真の組織は多い。
組手とは違う目標が出来て、競技人口も増え、組織的にも安定する。
しかし、多くの人たちが懸念しているように、競技の型試合を行う事で、「型」は間違いなく「本来の空手」から逸脱する。「間違いなく」である。
動きが空手の動きをしているため、逸脱している事に気付きにくいのだ。

「型競技」という新たなスポーツが誕生、競技人口の増加というプラスは確かにある。

競技になってしまうと、見た目(カタチ)の安定感、正確さ、スピードなどを判定基準にするしかないため、勝つために動きが皆んな同じようなものになってくる。

しかし、空手は本来なら自分自身の個性が出て、自分自身の素養、努力を活かした独自の極意を見つけ出すべきであると思う。
(大山倍達総裁も「極意は自分自身で掴むもの」と口癖のように言っていた。)

型競技は判断基準、判定ルールがあるため、それをさせず同じような動きに集約されて行ってしまう。
極真も型競技の年数が進むに連れて、伝統派に似る動きの型になって来ている。
これは伝統派をどうこう言っているのではなく、極真には極真の動きの「型」があり、それを見失ってはいけないと言っているだけである。

型の競技は表面的に現れる直線・曲線の動き、スピードの緩急、間合い、力の強弱を判定するため、表面の動きを意識せざるを得ない。

その基準でいうと、大山茂師範の型は判定しにくいはず。
見た目では捉えられない丹田から来る「技の極め」、一見普通に出ているかのように錯覚する緩急ある「スピード」、丹田・脇・握り一瞬の極めから来る「力強さ」、昔の過酷な鍛錬や死線を越える体験から来る「気配」「独特の間合い」など、極真をやる人間は大山茂師範のような型を目指すべきであると思う。
(しかし、型競技がある以上、型競技の動きを皆んなが目指すのは当たり前の事、仕方がない)

私はよく「師範、型が上手くなるにはどうしたら良いでしょうか」と質問を受ける事がある。
私は「型が上手くなりたいのであれば、組手の稽古をたくさんやって下さい」と答える。

この意味がわからないと、私が今回「大山茂」師範の型が極真空手家が目指す「型」であると言った意味がわからないかもしれないが、ピンと来た方は是非、下記のYouTube動画をご覧になってみて下さい。押忍

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