☆「極真空手inワシントンD.C.」稽古写真3

移動基本、型は全世界どこでも「ヨーロッパ癖」が動きに出ている場合が非常に多いので、その「ヨーロッパ癖」の呪縛から解き放つのが至難の業。

その昔、大山道場、極真会館初期〜中期の時代、空手技術書は大山総裁が出版されていたが、その通りにやる人は少なく基準が曖昧で、諸先輩方の個性、癖が色濃く反映され、あれも良いし、これも良いと「技」が自由過ぎて、統一されず曖昧な部分が多々あり、そんな環境で稽古をした海外空手留学生は、どれが一番良いのかがわからないまま帰国し、色々なやり方がある日本の経験と、空手技術書の写真を見て動くしかないロボットのような動きを融合させて、独自の稽古体系、動きを成り立たせて行く。

日本には、技術書以外、稽古体系や指導方法のマニュアルが無く、その点ヨーロッパはロボットのような「ヨーロッパ癖」があるものの、日本の総本部とは少し違うが、稽古体系、指導マニュアルがしっかりしているため、ヨーロッパ以外の世界中の国々もそれに学ぶようになってしまった。

「ヨーロッパ癖」の呪縛から解き放つためには、まず「リラックス」して、自然な動きを心掛けるように伝え、あらゆる日常生活の中での例えをあげて、私が「自然な動き」と「不自然な動き」、「自然な思考」と「不自然な思考」を解説して、頭の中も改革して貰い、動きの修正に努めて頂く。

私はこういう説明は得意分野であるため、大体の人は頭では理解出来るようになるので、後は日々の修練で自分自身の動きにして頂くようにしている。

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