オリジナルとは………「稽古会」|立川市の空手道場「国際空手道連盟・極真会館(力謝会)・仁心道場」では見学・無料体験を随時募集しています

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オリジナルとは………「稽古会」

2023.01.31

☆オリジナルとは……「稽古会」

極真空手創始者「大山倍達」総裁の晩年に稽古されていたオリジナル極真空手の継承を希望される方々が集う稽古会です。

極真空手の聖地・池袋「元極真会館総本部道場」で行う場合と、立川市「極真会館仁心道場(力謝会)」で行う場合があります。

目的は、時代の流れと共に失われている、大山倍達総裁の稽古体系、技術、精神性の継承です。

稽古体系、技術は私がほぼそのまま残していますので、稽古会に参加して頂ければ表面的な事は直ぐに受け継いで頂けます。
精神性に関しましては、受け手の成熟度、生まれ育った環境から来る性格などの影響で微妙な部分はありますが、大山総裁が伝えたかった精神性を稽古の中でお伝え出来ます。

私が「オリジナル」と表現しているのには理由があります。
本来、大山総裁は自由な発想で、この技も良い、あの技も良いとあらゆる有効な技をご自身の経験から取り入れて「大山空手」「極真空手」を完成させようとされていました。
そのため、極論すれば明らかに大きな間違いをしていなければ、どれでも良い的な部分があったため、ある意味、曖昧で確立していなかった訳です。

大山総裁ご自身が稽古を担当される場合は、変化なくオリジナルをされていましたが、たくさんの指導員の先輩方が号令を掛ける時は、ほぼ任せてしまうため、良く言えば多種多様な稽古を経験出来て大きなプラスになりますが、悪く言えば一貫性がなく、統一されていないため、初心者には迷いが生じ、成長の遅れにも繋がっていました。

私が大山総裁の内弟子になった時、一般稽古に出ると指導員の先輩によって言っている事、やっている事が違っていたのですが、私は常に考えながら稽古をしていましたし、私たち内弟子は大山総裁から直接「内弟子稽古」をつけて頂けるので、本筋からズレる事は有りませんでした。

実際、先日の池袋「稽古会」に、総本部道場の先輩「浜井識安」師範が参加して下さった後、浜井師範から「昔懐かしい思いが出来た。ただ準備運動のやっている事は同じでも、順番が違っていた。」と連絡を頂きました。
つまり、時代や号令を掛ける指導員によって違う訳です。

少なくとも大山総裁は「あれも良い、これも良い」とあらゆる技の可能性を活かすために言われていましたが、大山総裁の稽古は一貫性があり、私が内弟子として入門した時から、準備運動、基本、移動基本、型、三本組手など、ほぼ全てが亡くなるまで同じでした(一度、下段払いは金的ガードから始まるものではなく、昔のタイプの十字下段払いに戻りましたが)。

そんな中、大山総裁は組織固めのため、準備運動、基本、移動基本、型、三本組手、一本組手などを全世界で統一するために動き始め、それをビデオ化する事で、未来永劫の根幹にしようと考えたのです。

その先駆けとして、全世界の地区代表、海外支部長、国内支部長を招聘して、「この基本で統一する!」と皆んなに宣言したセミナーを開催されました(その時の写真がこの3枚です)。

そして、このセミナー開催の前に大山総裁は、郷田師範を総本部に呼ばれて、この「統一」の件を話され、その直後に私は郷田師範に総本部道場のロビーで「基本と型のビデオ撮影は柚井、お前がやる。総裁は現在総本部道場で柚井がやっている基本と型で全世界統一すると言っている。柚井!わかったな!」と言われた。

先に説明した通り、時代によって、極真の稽古体系、基本、型のフォーム、意味、順番が違っていた時期もありましたので、昔からそれぞれの時代に大山総裁に接して稽古されていた諸先輩方によって「オリジナル」が違うという現実があり、それに対して大山総裁も大きな間違いが無ければ、それもプラスとしていた感があり、そのままにしていました。

ですが、私が大山総裁の内弟子になった時、大山総裁は58歳でしたが、10年以上変わらぬ稽古体系で行っており、それをそのまま私たち内弟子は稽古して来ました。
そして、私が総本部正指導員になった時に全世界で統一するという事になりました。
創始者である大山倍達総裁が「これで統一する!」とされた事であるため、私は「オリジナル」と表現しています。理由はただそれだけです。
(それまでは時代によって違いはありましたが、それは間違っているとか正しくないとかではありません。諸先輩方が命懸けで稽古されて来た極真空手です。その全てが正しいに決まっています。)

その「オリジナル」も大山総裁が亡くなり、そのままを稽古する道場は見る見るうちに無くなり、現在に至ります。

以前も書きましたが、「極真」が全世界で余りにもバラバラに分裂し過ぎて、勝手に活動しているため、何を基準にしていいのかがわからなくなり、「極真」に基準を求めるのではなく、「大山倍達」に還って、「大山倍達」を基準にしたいという海外道場が増えているという現実があります。

海外でそのような動きがある中、日本にもそれを遺したいと私は思いましたので、昨年7月から「稽古会」を私の道場で始めました。
その後、池袋総本部道場が改装されて無くなりそうだという話を聞いた事で、極真の総本山であった総本部道場でも1〜2ヶ月に一度でもいいから、そこでオリジナル極真を稽古しなければという流れになりました。

いつまで継続出来るのかわかりませんが、可能な限り続けて行きます。

今度の池袋総本部道場での「稽古会」は3/5(日)、4/16(日)になります。
立川市の仁心道場での稽古会、5月以降の池袋総本部道場での稽古会のスケジュールは追々投稿させて頂きます。

今回は私が何故「オリジナル」と表現するのかという説明をさせて頂きました。  押忍

bujutsudaishizen.com

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