武道教育
2025.06.14
☆ハンガリー極真🇭🇺のブレゾバイ・シャンドル師範の道場では定期的に、写真のような合宿稽古を道場でやっている。
写真は今月のもので、月末にある国際大会の選手稽古合宿なのではないかと思う。
私も以前、同様の合宿に招待されて稽古を全て担当したが、食事の際は全員揃うまで微動だにする事なく待ち、食事中は正座で私語は厳禁。
無言で食事に集中する。食事は敢えて簡素な粗食にし(量は食べ放題、皆んなたくさんおかわりをしていた)、普段の家庭での食生活がいかに有難いものであるかを自覚する。
何の説明も無く、この食事会になった時、小声でブレゾバイに「おい、何で皆んな正座を崩さないんだ?」「何で食事中に誰も喋らないんだ?」と質問した^_^。
ブレゾバイは、修行ですからと簡単に答えたが、彼のハンガリー🇭🇺での軍隊経験、大山総裁の内弟子としての修行経験から来るものであると容易に想像出来た。
そしてブレゾバイは私に「師範は自由にリラックスして下さい」と言ったが、そんな事は出来る訳もなく^_^、私も正座のままで黙々と食事を美味しく頂いた。
こういう「教育」を実行している極真の道場は全世界でも極めて少ないだろう。
昨今の「フルコンタクト空手」の大会は隆盛を極め、一年中、毎週何処かで大会が開かれている。
それ事体は大変素晴らしいと心から思っている。
しかし、大会に参加するため、道場の稽古では「空手」の稽古、「武道」の教育ではなく、「大会の練習」「試合の練習」に終始しているのに、それに気付く事も「本来の空手の稽古」に振り返る事も出来ない大きな流れに飲み込まれているのが現状。
「極真空手」に於いて、創始者の大山倍達総裁は「大会」や「試合」に於ける大切さを強調していたが、「空手の基本が大事だ!」と言って、私たちに基本と型の稽古(競技の型稽古ではない)を中心にさせ、「武道はスポーツとは違う!」と言って「武道教育」を施して下さった。
極真空手創始者「大山倍達」総裁が亡くなられて30年以上になるが、大山総裁が望んだ「武道教育を含む極真空手」を伝えて行くのは、大きな組織ほど極めて難しく、個人的な道場、小さな組織にしか、本来の極真空手は継承されないだろう。
「競技」も大切、しかし「本来の空手の稽古」、「武道教育」はもっと大切。
「大会」「試合」「競技」が「空手」であると思い込んでしまっている時代に、大山総裁が遺したかった「武道教育」と「大会競技」という「両輪」を意識しろということ事体に無理があるのかもしれないが、いつか「大会競技」の隆盛が行き詰まりを見せた頃(100年後になるのか、200年後になるのか)、大山総裁の「本来の極真空手」を遺している道場、組織が存在している事を願う。
そうでなければ、指針や基準がなく、目指すところがわからない状態になる。
今月末からハンガリー🇭🇺、 ポーランド🇵🇱に行くが、大山倍達総裁の哲学・思想・稽古体系を現地の稽古生たちに少しでも伝える事が出来たら嬉しい。
押忍
bujutsudaishizen.com
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