英雄
2020.06.27
☆極真空手創始者「大山倍達」総裁から、数限りなく頂いた海外出張の中で、付き合いの期間が一番長いのは「ハンガリー極真」&「ルーマニア極真」。
訪問回数は「ルーマニア極真」が一番多いと思う。
写真は、現在「ルーマニア極真」の代表で新極真会ルーマニア支部の支部長を務める「アンカ・ワルメン(旧姓キリラ)」。
後のヨーロッパ選手権大会で、組手&型のダブル優勝を遂げる強者だ。
25年前、アンカがルーマニア極真の夏合宿で三段の審査を受けた時だが、彼女の組手審査最後の50人目の相手を私がした。
ルーマニア極真の夏合宿に招聘され、チーフインストラクターとして私が全て担当している稽古なので、審査会までの1週間の合宿稽古は激烈を極め、厳しくキツい。
その合宿最後に行われる6時間以上に及ぶ審査会最後の組手。
その大変さは言葉では表現出来ない。
私もルーマニア合宿の時は受審者と一緒に稽古として連続50人の組手を何年もずっとやっていた。
その為、50人組手を終えた後のこの時、写真の私にも疲れが見える。
毎年世話になっているアンカの三段審査、大きな節目で記念の50人組手の最後なので、彼女の記憶に一生残るよう、ボコボコにした。
私から彼女へのギフトである。
アンカはルーマニア極真の英雄であり、スポーツ界での知名度もある。
気力で頑張ったアンカ、英雄に相応しい昇段審査会だった。
bujutsudaishizen.com