浜井識安 師範
2021.03.05
☆「浜井識安」師範
今回、「国際空手道連盟・極真会館(力謝会)・仁心道場」を名乗るお話を下さった「浜井識安」師範ですが、現役選手の頃は全日本大会で何度も入賞される実力で、故郷の石川県で道場を開設されれば、門下生1200名を超えるレベルに成長させ、水口さん、増田さんをはじめとするスーパー選手を輩出。
一橋大学出身で、巨額のお金を動かす大実業家でもあり、空手、ビジネスにおいて数々の修羅場を生き抜いて来られた経験もある「超人」的な人物。
そんな師範なので、器が大きく、懐は深い。
浜井師範と私は世代が違うため、同じ極真会館総本部道場出身ですが、私よりかなり厳しい時代に稽古をされています。
昔、浜井師範の石川県の大会で私は演武をさせて頂いた事もありました。
今回は浜井師範が開発された「ドラグローブ」という顔面有りの組手稽古をしやすくする稽古用具が気になって購入させて頂いた事が発端になっています。
久しぶりにお話をさせて頂く浜井師範は、私が現在「極真」を名乗らず、自流で道場をやっている事を知って、現在は極真の商標を管理する「支部長会」という集まりがあり(これは同じ内弟子出身の長谷場先輩から伺っていました)、理事長、理事の師範方に聞いてみて下さる事になりました。
「支部長会」は大山総裁存命中に支部長を任命された方々がその資格を持つので、大山総裁から道場開設を言われて3回断っている私にはその資格は無く、無理である事は私にはわかっていましたが、浜井師範は「キミは大山総裁の内弟子だから、一応、理事長、理事に聞いてみるから時間をくれ」とご尽力頂きました。
大山総裁時代の支部長では無い私は当然ダメだったのですが、「支部長会」の師範方から2つのご提案を頂き、ひとつは商標権がある何処かの極真組織に所属して極真を名乗るというものでした。
一般的に良く活用される方法です。
浜井師範はまず、私が独自で「極真」を名乗れる方法を模索して下さった。
そして、次は何処かの極真組織に所属するしか方法がないとアドバイスして下さったのですが、ご相談の最初から一度も「ウチへ来い」とは言われませんでした。
通常であれば、自身の道場の勢力拡大のためを少しはお考えになると思うのですが……浜井師範には「自分のため」より「相手のため」が優先なのです。
ご自身には何の利益にもならないのに、まず独自で私が極真を名乗れるのかを調べて下さり、ダメとわかれば次の方法を親身になってアドバイスして下さる………。
私は「まだ、こういう先輩もいるんだ」と、器の大きな先輩の親切な思いやりある行動と気持ちに心打たれ、今回の件、浜井師範の元で再スタートしてみようと思った次第。
私にとって、筋を通す事で考えれば当たり前の選択ですが、浜井師範の優しさは「ここしかない」という決め手になりました。
昨日、浜井師範の道場の事務所に伺った際、階下の道場では少年部の稽古。
移動するエレベーターの中で白帯の幼年の男の子と2人きりになり、私は空手着を来ていませんから、いち通行人のようなフリで「どうぞ」と一階に着いた事を促すと、しっかりした敬語で、年中さんくらいの白帯少年部が「ありがとうございます😊」と言って帰って行きました。
大山総裁が亡くなり、分裂に分裂を重ねた結果、極真の質が落ち、ガッカリするような極真道場の少年部たちをたくさん見て来ましたが、浜井師範のお嬢さんが責任者の道場の少年部、しっかりしていました。
「極真」はまだ活きている。
そう感じることが出来た瞬間でした。
浜井師範、ありがとうございました😊。押忍




