☆大山倍達総裁「東南アジア歴訪の旅」に付き人として、お供させて頂いた私ですが、このチャンスを掴んだ切っ掛けのエピソード(以前も一回投稿しています)。

内弟子になってから約1年が過ぎたある日、私たち内弟子13期生の同期9名全員が「館長室」に来るよう指示を受けた。

「押忍！」「押忍！」「押忍！」………と私たちが館長室に入って、不動立ちで指示を待っていると「キミたち！ジャンケンをしなさい！」と大山総裁。

何のことか全くわからないまま、ジャンケンを始め、3〜4回で勝者が決まった。

大山総裁が「誰が勝ったんだ？！」………私が「押忍！自分が勝ちました！」

「じゃあキミ、私と一緒に行くからね」と大山総裁。

最後まで何の事だったのか、何のジャンケンだったのかが、全くわからないまま同期全員は「押忍！失礼します！」と言って館長室を出た。

謎が謎を呼ぶ「ジャンケン」だった為、秘書の方に聞くと、大山総裁が第一回スリランカ大会の主賓として招かれていて、一緒に行く付き人は試合に出るか、演武をやるという答えでした。

大山総裁は運気を呼び込むのも「強さ」のうちと考えていましたので、ジャンケンで勝った人間を一緒に連れて行くつもりだったようです。

豪快な大山総裁らしい計らいだったと思います。

その後、私は大山総裁から数え切れない程の空手絡みの海外出張のチャンスを頂きましたが、この時が最初の切っ掛けでした。

数々の貴重な体験をさせて下さった大山総裁に感謝の気持ちを忘れていません。

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