武神・正拳中段突き
2021.03.12
☆極真空手創始者・武神「大山倍達」の正拳中段突き
大山倍達総裁の付き人として、スリランカ・マレーシア・シンガポール・インドネシアにご一緒させて頂いた際、道場稽古を大山総裁が(私服の状態で)見に行った。
その時、ご機嫌も体調も良かったのか、支部長のリクエストに応えて、大山総裁が私服のまま、稽古の号令を掛ける事になった(写真は総本部道場なので無関係)。
その時の大山総裁の正拳中段突きは凄まじいもので、私はあれ以上の正拳中段突きを出す空手家を動画を含めて、これまでに見た事がない(誇張なく)。
普段は内弟子稽古で、大山総裁自ら動いて号令を掛けて頂きながら、私たちも稽古しているため、大山総裁の突きの強さは見ている。
しかし、それは本気モードでは無かったという事。
余りにも凄い突きだったので、心底驚いた私は「これが牛殺しといわれた人間の突きか……」と見入っていた。
私が大山総裁の内弟子になったのは、大山総裁が58歳の時。
この海外遠征は59歳で、この年に60歳になる大山総裁であった。
私は今年58歳になる。
修行不足の私には、大山総裁の「あの正拳中段突き」を出す自信は全く無い。
我が師は偉大である。
ちなみに、その海外遠征で一緒だった松井先輩が、総裁が亡くなって、数年経った時の雑誌のインタビューで、やはりその時の大山総裁の正拳中段突きが凄かった事を語っていたのを読んで、「やっぱり松井先輩も驚いたんだな。そりゃ当然だ」と私は納得していた。
追記すると、その凄まじい正拳中段突きを大山総裁は必死の形相で、突いていた訳ではなく、海外で極真が充実しているのを喜び、その満足感がお顔に現れている感じの状態で、生き生きとしたお顔だった。
スリランカ大会での演武をさせて頂いたり、各国でたくさん見聞が出来た初の海外だったが、大山総裁のあの正拳突きを見て感じる機会に恵まれた事が最大のプラスだったといつも思う。
もう一度言う、我が師は本当に偉大である。
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