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全ては繋がっている

2023.02.25

☆「型が上手くなる、上達するコツ?」

私は私自身の型を上手いと思った事は一度も無い。
派手さは無いが技のクセは少なく、初心者が観て参考にしやすい、わかりやすい地味なタイプであると思っている。つまり「普通」だ。

大山倍達総裁はそこに注目して、極真空手教則ビデオのモデルをさせたのだろう。

そんな経緯があるため、「型を教えて下さい」「型が上手くなりたい」と私に言って来る人たちは、日本でも海外でも多い。
しかし、その考え方でいる以上、本当の意味での「型」(競技では無い本来の型)が上達するのは極めて難しい。

私的には、空手の中で「型」を分離して、「型が上手くなりたい」と思っている段階でアウト。

「型」は実戦的な闘いのためにあり、組手、空手が強くなる、上達するために行う稽古。

「型」のみならず、意識の中で「基本稽古」「移動基本」「約束組手」などと分離してはいけない。
稽古体系、稽古方法の表示としては分類されてしまうが、まず全ては「組手」のためにある。

「型が上手くなる、上達する」ために必要な事は、「組手、実戦のために型をやる」という意識を持って稽古をする事であるが、極論すれば「組手に強くなるため、組手を一生懸命に稽古する」「組手稽古をたくさんやる」ことが「型」の上達になる。

入門して、準備運動から始まり、基本、移動基本、型、約束組手、最後に組手だが、「逆も真なり」で組手をガンガンやり、技のスピード、極め、集中力などを養う事で、基本、移動基本、型などが相乗効果で上達していく(本来は)。

準備運動をしっかりやる事で、基本、移動基本、型、組手が上達する。
基本稽古をしっかりやる事で、準備運動、移動基本、型、組手が上達する。
移動基本をしっかりやる事で、準備運動、基本、型、組手が上達する。
型をしっかりやる事で、準備運動、基本、移動基本、組手が上達する。
組手をしっかりやる事で、準備運動、基本、移動基本、型が上達する。

というように、稽古体系を分離して意識するのではなく、全ては繋がっていると認識する。
これが「本来の稽古」であると思う。

「人生」と同じく、この意識を持つことは本当に大切。
どのパーツ(部分)の稽古をやっても、「空手」全体が上達する、強くなるという事でなければいけない。
「人生」と同じで、どんな経験をしても、全て「人生」のプラスになる。

例えば、試合に出るのに筋トレ、スタミナをつけるミット打ち、サンドバッグ、陸上トレーニングは一切禁止。
試合用の稽古として、通常の準備運動、基本稽古、移動基本、型、約束組手しか出来ない状況であった場合、スピード、スタミナ、技の正確さ、組手の間合いなどを養うために、基本、移動基本、型の稽古を死にもの狂いでやらないだろうか。
(大山総裁は総本部道場で、組手立ちの稽古をやる事すら禁止していた)

そのくらいの意識で稽古をすれば「型」は自然に上達するに決まっている。

相手がいて真剣に闘う「組手」の意識で「型」稽古を行えば、型は上達する、上達しない訳がない。
そういった意味で、短絡的かもしれないが、私は「型」が上達したければ「組手」を頑張って下さいと言う(これはもちろん、基本稽古で正確で素直な技を身に付けているという前提)。

もちろん型競技にも、組手の効用はある。
実戦、組手をガッチリ稽古している人間と、実際の組手は殆どやらず、想像上の仮想の相手をイメージしながらの稽古しかしなかった人間とは、型競技でも大きな違いが出る(一部の天才を除いて、「想像」は所詮「想像」であり、私たち一般の人間は実際の経験が反映されるので、やはり実戦の組手をやらなければ、型に活きない)。

極論ですが、「型」が上達したければ、凄い「型」が出来るようになりたければ、「組手」を一生懸命に稽古して下さい。
【もちろん、先にも記したように全ての稽古を一生懸命にやる事が大前提です。分離しているパーツ(部分)ではなく、全ての稽古は繋がっているのですから】

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