☆「極真空手セミナーinワシントンD.C.」最終日の午後は、昇級・昇段審査会。

今回のセミナーの主催であり、道場責任者である「ニコラエ・トーマ」先生からのリクエストで、トーマ先生(現在4段)、ゲナディ先輩(現在2段)の再審査も兼ねていました。

既に他団体で得た段位ですが、2人とも私に審査して貰ってから、現在の段位を確実なものにしたいという事でした。

自ら再審査を申し出るのは中々出来る事ではありません。

トーマ先生、ゲナディ先輩に、分割して審査会の号令を掛けて貰い、「稽古の進行」もしっかり出来るかをチェックしました。

型の審査の時は、各自の「我」が出て、クセのあり過ぎる技の動きを戒めるため、厳しい話を私から受審者全員にしました………

「私たちは大山倍達総裁から『キミたちの型を見ていると反吐が出るんだよ！もっとしっかりやりなさい！』と何回も言われながら稽古を積み重ねて来て頑張れた。そこで頑張ろうと思った。」

更に私の意見として「皆んな全員ヘタクソだなー。一体どうやれば、そんなヘタクソに出来るんだ？
ヘタクソにやる方法を教えてくれ。
普通にやれば普通レベルになる。
一生懸命に素直な技を出せば上達し、上手く強くなれる。
普通にやれば普通になれるはず。
だから、どうやればヘタクソになれるのか、その方法を教えて欲しいんだよ。」と話した。

ズバリ「ヘタクソ」と散々な事を言われてショックを受けた受審者が多かったようだが、私は褒めて励まし、胡麻スリのためだけにアメリカ🇺🇸に来た訳ではない。

トーマ先生の道場は「一生懸命に頑張る道場」であるが故、忖度無しに私の道場、稽古生同様に本音のアドバイスをした。

皆んな大変なショックを受けたようだが、気持ちを切り替えて、来年私が来る時までに成長してみせると全員が決意したようだ。
(ちなみに今回の受審者は皆んな合格。おめでとうございます。良く頑張りました。)

私は彼らにたくさんの宿題をプレゼントして、今回のワシントンD.C.での締め括りとした。

彼らのこれからの頑張りに期待する。

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